Claude CodeからWordPressの記事一覧を取得してみた
最近、Claude Code(Anthropic公式のCLIツール)を使っていて、「これ、WordPressの管理もターミナルからできたら楽じゃない?」と思いました。
調べてみると、MCP(Model Context Protocol)という仕組みを使えば、Claude CodeからWordPressのAPIを叩けるらしい。
ということで、実際にやってみました。
目次
MCPってなに?
MCP(Model Context Protocol)は、AIツールが外部サービスと連携するための共通プロトコルです。
Claude Codeでは、MCPサーバーを設定することで、WordPressやGitHub、Google Analyticsなど、さまざまなサービスとやり取りできるようになります。
今回は「WordPress MCP サーバー」を使って、WordPressの記事一覧をClaude Codeから取得してみます。
準備するもの
- Claude Code(ターミナルで動くCLI)
- WordPressサイト(REST APIが有効であること)
- WordPressのアプリケーションパスワード(認証用)
1. WordPress側の準備:アプリケーションパスワード
WordPress 5.6以降では、管理画面からアプリケーションパスワードを発行できます。
- WordPress管理画面 → ユーザー → プロフィール
- 「アプリケーションパスワード」セクションまでスクロール
- 名前を入力(例:「Claude Code」)して「新しいアプリケーションパスワードを追加」
- 生成されたパスワードをメモしておく(一度しか表示されません)
2. MCP サーバーの設定
Claude Codeの設定ファイルに、WordPress MCPサーバーを追加します。
設定ファイルは ~/.claude/mcp.json(グローバル)か、プロジェクトルートの .claude/mcp.json に置けます。
{
"mcpServers": {
"wordpress": {
"type": "npm",
"package": "mcp-wordpress",
"args": [],
"env": {}
}
}
}さらに、WordPress側の接続情報を設定ファイル mcp-wordpress.config.json に書きます。
{
"sites": {
"default": {
"url": "https://your-site.com",
"username": "ユーザー名",
"password": "アプリケーションパスワード"
}
}
}これで準備は完了です。
3. Claude Codeから記事一覧を取得する
ターミナルでClaude Codeを起動して、こう聞くだけです。
WordPressの記事一覧を取得してすると、Claude Codeが WordPress MCP の wp_list_posts ツールを呼び出して、記事一覧を取得してくれます。
実際に返ってきた結果がこちらです(一部抜粋)。
- ID 10433: WPサイトの運用チェック (publish)
Published: Jan 20, 2026
Categories: サイト運営
- ID 10004: WPサイトの仕上げチェック (publish)
Published: Jan 16, 2026
Categories: サイト運営
- ID 10309: WordPressにnoteの情報を表示する (publish)
Published: Jan 13, 2026
Categories: PHP
...ID、タイトル、公開日、カテゴリなどがまとめて返ってきます。
ブラウザで管理画面を開かなくても、ターミナルだけで記事の状態を確認できるのは地味に便利です。
他にもできること
WordPress MCPでは、記事一覧の取得以外にもいろいろできます。
- 記事の作成・更新・削除
- 下書き記事の確認
- カテゴリやタグの管理
- メディアのアップロード
- コメントの管理
- SEOメタデータの生成
たとえば「下書き記事の一覧を見せて」「この記事のカテゴリを変えて」といった操作も、自然言語で指示するだけで実行してくれます。
ハマったポイント:アプリケーションパスワードのスペース
設定は合っているはずなのに認証が通らない…という状況にハマりました。
原因は、アプリケーションパスワードに含まれるスペースでした。
WordPressがアプリケーションパスワードを発行すると、こんな感じで4文字ごとにスペース区切りで表示されます。
abcd efgh ijkl mnop qrst uvwxこのスペースは視認性のためだけに入っているのですが、そのままコピーして設定ファイルに貼り付けると、スペースが含まれた状態で認証に使われてしまいます。
解決方法はシンプルで、スペースを削除してから設定ファイルに貼り付けるだけです。
abcdefghijklmnopqrstuvwxこれだけでちゃんと認証が通るようになりました。地味なところですが、気づくまでしばらく悩みました。
使ってみた感想
正直、管理画面でやればいいじゃんって思ってたのですが、やってみるとターミナルで完結するのは思った以上に快適でした。
- 管理画面を開かなくていい(ログインの手間がない)
- 複数の操作を会話の流れでまとめてできる
- コードを書きながら「ついでに記事も確認」ができる
特に開発中にWordPressの状態を確認したいときは、ブラウザに切り替えずに済むのがありがたいです。
MCPの仕組み自体はまだ発展途上ですが、WordPress以外にもGoogle AnalyticsやGitHubなど、連携できるサービスが増えてきています。
開発まわりの作業を1つのターミナルに集約できるのは、なかなか面白い体験でした。
今回は以上です!