Claude CodeからWordPressの記事一覧を取得してみた

2026.01.23 09:00
2026.03.16 10:40
Claude CodeからWordPressの記事一覧を取得してみた

最近、Claude Code(Anthropic公式のCLIツール)を使っていて、「これ、WordPressの管理もターミナルからできたら楽じゃない?」と思いました。

調べてみると、MCP(Model Context Protocol)という仕組みを使えば、Claude CodeからWordPressのAPIを叩けるらしい。
ということで、実際にやってみました。

MCPってなに?

MCP(Model Context Protocol)は、AIツールが外部サービスと連携するための共通プロトコルです。
Claude Codeでは、MCPサーバーを設定することで、WordPressやGitHub、Google Analyticsなど、さまざまなサービスとやり取りできるようになります。

今回は「WordPress MCP サーバー」を使って、WordPressの記事一覧をClaude Codeから取得してみます。

準備するもの

  • Claude Code(ターミナルで動くCLI)
  • WordPressサイト(REST APIが有効であること)
  • WordPressのアプリケーションパスワード(認証用)

1. WordPress側の準備:アプリケーションパスワード

WordPress 5.6以降では、管理画面からアプリケーションパスワードを発行できます。

  1. WordPress管理画面 → ユーザー → プロフィール
  2. 「アプリケーションパスワード」セクションまでスクロール
  3. 名前を入力(例:「Claude Code」)して「新しいアプリケーションパスワードを追加」
  4. 生成されたパスワードをメモしておく(一度しか表示されません)

2. MCP サーバーの設定

Claude Codeの設定ファイルに、WordPress MCPサーバーを追加します。
設定ファイルは ~/.claude/mcp.json(グローバル)か、プロジェクトルートの .claude/mcp.json に置けます。

{
  "mcpServers": {
    "wordpress": {
      "type": "npm",
      "package": "mcp-wordpress",
      "args": [],
      "env": {}
    }
  }
}

さらに、WordPress側の接続情報を設定ファイル mcp-wordpress.config.json に書きます。

{
  "sites": {
    "default": {
      "url": "https://your-site.com",
      "username": "ユーザー名",
      "password": "アプリケーションパスワード"
    }
  }
}

これで準備は完了です。

3. Claude Codeから記事一覧を取得する

ターミナルでClaude Codeを起動して、こう聞くだけです。

WordPressの記事一覧を取得して

すると、Claude Codeが WordPress MCP の wp_list_posts ツールを呼び出して、記事一覧を取得してくれます。

実際に返ってきた結果がこちらです(一部抜粋)。

- ID 10433: WPサイトの運用チェック (publish)
  Published: Jan 20, 2026
  Categories: サイト運営

- ID 10004: WPサイトの仕上げチェック (publish)
  Published: Jan 16, 2026
  Categories: サイト運営

- ID 10309: WordPressにnoteの情報を表示する (publish)
  Published: Jan 13, 2026
  Categories: PHP
...

ID、タイトル、公開日、カテゴリなどがまとめて返ってきます。
ブラウザで管理画面を開かなくても、ターミナルだけで記事の状態を確認できるのは地味に便利です。

他にもできること

WordPress MCPでは、記事一覧の取得以外にもいろいろできます。

  • 記事の作成・更新・削除
  • 下書き記事の確認
  • カテゴリやタグの管理
  • メディアのアップロード
  • コメントの管理
  • SEOメタデータの生成

たとえば「下書き記事の一覧を見せて」「この記事のカテゴリを変えて」といった操作も、自然言語で指示するだけで実行してくれます。

ハマったポイント:アプリケーションパスワードのスペース

設定は合っているはずなのに認証が通らない…という状況にハマりました。

原因は、アプリケーションパスワードに含まれるスペースでした。

WordPressがアプリケーションパスワードを発行すると、こんな感じで4文字ごとにスペース区切りで表示されます。

abcd efgh ijkl mnop qrst uvwx

このスペースは視認性のためだけに入っているのですが、そのままコピーして設定ファイルに貼り付けると、スペースが含まれた状態で認証に使われてしまいます。

解決方法はシンプルで、スペースを削除してから設定ファイルに貼り付けるだけです。

abcdefghijklmnopqrstuvwx

これだけでちゃんと認証が通るようになりました。地味なところですが、気づくまでしばらく悩みました。

使ってみた感想

正直、管理画面でやればいいじゃんって思ってたのですが、やってみるとターミナルで完結するのは思った以上に快適でした。

  • 管理画面を開かなくていい(ログインの手間がない)
  • 複数の操作を会話の流れでまとめてできる
  • コードを書きながら「ついでに記事も確認」ができる

特に開発中にWordPressの状態を確認したいときは、ブラウザに切り替えずに済むのがありがたいです。

MCPの仕組み自体はまだ発展途上ですが、WordPress以外にもGoogle AnalyticsやGitHubなど、連携できるサービスが増えてきています。
開発まわりの作業を1つのターミナルに集約できるのは、なかなか面白い体験でした。

今回は以上です!