AIに「そのまま写して」と頼んでも要約される。110件試して分かったこと
2026.07.10 09:00
2026.08.30 10:11
画像やPDFの文章をAIへ渡し、「一字一句そのまま写して」と依頼しても、語尾が整う、重複が消える、見出しが補われることがあります。そこで形式の異なる110件を用意し、原文と出力を機械的に比較しました。
変更を定義して数える
文字の追加・削除・置換、改行、全角半角、記号、表の順序を記録しました。似た文字の誤認識と、意味が自然になる方向への校正も分けます。
変わりやすかったのは、同じ表現の連続、誤字を含む文、欄外の注釈、表、小さく低コントラストな文字でした。AIは転記中にも「役に立つ文章にする」方向へ動きます。
依頼を出力契約にする
画像内の文字を転記してください。
- 校正、要約、補完をしない
- 改行を保持する
- 読めない箇所は [判読不能] とし、推測しない
- 本文だけをコードブロックで返す
- 転記後、1文字単位で再確認する
ページ単位に分け、行番号を付けると照合しやすくなりました。ただし完全一致は保証されません。
正確さが必要なら照合する
契約書、数値、固有名詞はAI出力だけで確定せず、OCR専用ツールの結果や原本と比較します。結論は「そのまま」と念押しすることではなく、判読不能を許し、差分確認まで工程に入れることでした。
今回は以上です。